保育園に落ちた私(実在するよ!)

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大奮闘した保活も虚しく、まず第一次は保留。
ちなみに我が家は、夫フルタイム(20点)+妻フルタイム(20点)で落ちた。

私の自治体は第一次保留者は全ての年齢合わせて約600人。
0歳児希望者は約480人いて、そのうち310名ほどが内定。
自分の順位も丁寧に教えてくれました。
窓口の方、きちんと誠実に仕事してくださるので窓口で嫌な思いをしたことは一度もない。
えっ!ここまで詳しく教えてくれるの?と思った方、聞きに行きましょう。
「見せられない」と言われても、きちんとした基準で順番を付けていれば、何かしらの書類はあるはず。
区民・市民として知る権利があるので、情報開示の決まりはどうなっているのか訪ねてみましょう。お金が多少かかっても情報は見ましょう。

現在は一次落ちて認証も無認可もウェイティングリスト待ちなんだけど、それも絶望的な順番で(早いうちから保活はしてたんだけど)どうしような日々。


「日本死ね」にはじまり「落ちたの私だタグ」でもりあがっている今、
きちんと考えたいのが、国会の人たちが「預けられりゃいーだろ」と思っていそうなことだ。
やー、保活してたひとたち、知ってるよね。

預ける場所によって、賃金と機会の理不尽な差があることを。

認可…先生の人数にゆとりあり、看護師常駐、園庭やホールが広くプール付きのところもあり夏はしょっちゅうプールだ!イエーイ!収入によって保育料は違うけど、でも区の基準だぜ、イエーイ!

認証…先生の人数にゆとりまあまあ?、園庭やホールがないところも。プールはほとんどなし(ビニールプールで先生方ががんばってくれているところが多い)、保育料は補助金が出るのでそこはイエーイ!でも、みんな認可移りも狙ってるので4/5歳児になると圧倒的に人数減って寂しそうなところが多い

無認可…先生の人数にゆとりがなくてこちらが見ていて気の毒なところもある、園庭・ホール・プール…何ソレ?なところが多い、保育料高いし補助もでない、認可移り希望の人が多いのは言うまでもない(バリバリ教育系無認可は除きます)

と、いうわけで、「よく知ったお友達と卒園まで遊ぶ機会」「夏にお水遊びを頻繁にする機会」「雨の日もホールで元気よく遊ぶ機会」「もしものときはサッと看護師さんが診てくれる機会」が確保されている園とそれらがない園があるんですね。
で、納得のいかないことに、無認可のあるところでは、全ての機会がないのにお金が認可の倍近くしたりするんですね。

「とりあえずあずけられりゃいーだろ」じゃないんですよ、国会のみなさん。

たとえば、おときたさんは、

otokitashun.com

と言っています。
もちろん、このようなことに関心と問題意識を持ち、ブログで発信してくださる政治家さんは大事にしなければいけません。
ハコモノをつくるべきではない、というところまではOKとして、小規模保育を増やすと。うん、そこもOKです。ただ、あと一歩!!
機会と賃金の格差についても言及していただきたい。

既にある保育園の施設を小規模保育にも開放するとか、区営プールとかを開放するとか、もうすでに「あるもの」を有効活用できないもんですかね。
実はうちの区、これをやってるところがあるんですが、聞いたときは「へぇー!いいことやってるじゃん!それなら小規模認証でもいいけどな」と思ったんですが、プールの開放が「月に一度」。えーーー。ちょっと、もうちょっと開放してあげようよ。

こんなの書くと「なにかあったときの責任はどうすんですかー」とか「他の利用者さんからの苦情が」とか言われそうだけど、機会と賃金格差はそのままでいいのかと逆に問いたい。
区営プールの利用者さんたちから苦情がでるなら「いいけど、そのかわり完璧なハコモノ保育園をこの子たち全員入れられるように建設するとなると、あなたたちに回る税金も減るので、違うところで当然皆さんに我慢していただきますが、そのあたりはご了承いただけるんですよね」と尋ねていただきたい。

どのような家庭でも、家計のなかでやりくりするためには既にあるものを最大限利用して生活を少しでも豊かにしつつ工夫して暮らしてる。

わたしたちがすべきことは保育園に落ちたタグで活動するだけでなく、
直接区や市のご意見箱に投書して、区長や市長にも声を届けることだ。
あと、ちゃんと区の予算がどのようなところにどれぐらい使われているかをチェックすること。(結構、シニアご招待系予算すごいよ)
そして、議員さんの公約だけでなくその人が実際に動いて何を成果として残したのか長期的にチェックしていくこと。直接その人に一年の成果を尋ねること。
政治家は、責任をもって説明するのが仕事だから自分が押した人にはきちんと言葉で説明してもらいましょう。
誰を押していいかわからない場合は、「〜問題について対策は?」と聞きましょう。

投書も600人分来たら、やっぱりちょっと耳を傾けないとなって多少はなると思うの。
政治家の人たち、ツイッターとか見てなさそうだし。みんながどれほど怒っているのかを感知できるような人ならあんなヤジは飛ばさない。
「実態はわかんねーだろ、匿名じゃよ〜」とかいって実態を調べるという政治家としての仕事もせず、名乗って自分の発言に責任をもつこともしない人は、隠れていればどうせ我々の怒りも日々の忙しさに流されていくと思っている。
なので、様々な角度から長期的に要望を出したりチェックしたりすることが必要だと思う。怒りをぶつけるだけではなく、具体的な希望もどんどん出すことで、声を届けていかないと、怒りを感知できない人が要望をくみ取れると思えない。

私たちは怒っている。
だからこそ、賢く考えて、実際に提案しつつ行動する。
そして見張る。←コレ大事。

自分だけでなく、これからのベビーのためにも気持ちと行動を継続させていきたい。
世の中のベビーとその保護者のみなさま、がんばりましょう。

(ていうか、ほんとわたし、春からどーすんねん)