我が子、保育ママに拾われる。

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二次審査も落ちた保育園。
どーすんだ、と思いつつしていたことは区の一時保育への一ヶ月分の予約。

並びましたよ…。並んだおかげで4月分は確保して「毎月こんな綱渡りか…」と思いつつ策をいくつか練っているところに区から電話が!

保育ママさんのご案内を…」とのこと。
申し込み時に「保育ママさんを希望しますか」という紙があってどうやら希望にマルを打っていたらしい。
保育ママさんは保育園のように保活期間に見学ができるわけでもないので、全く候補に入っていなくて電話をもらって「え?私マル打ってた?」って記憶を呼び起こしたほど。

とにかく面接をさせてもらおう…!ということで娘をつれて面接へ。
いろいろなおもちゃがあるお部屋に1歳児さんが3人いた。
お部屋もクッション材等もきちんとしていて怪我などへの配慮もある。
どの子も保育ママさんになついていて、遊んでいるときの表情もとても良い。
緊急時の連絡先や対処方についても部屋に張り紙がしてあってすぐに目につくところに貼ってある。
おっとりした保育ママさんで、保育ママ歴も長く、安心してお任せできそう。

そしてベイビーたちの表情に加えて決め手になったのは、ご主人自身も子どもが好きそうだった&お二人が仲がよさそうだったこと。
ご主人も補助者として研修を受けていてご自宅にいるときは補助者として手伝われているそうなのだけれど、会話の端々にご主人と奥様の仲の良さが伝わってきた。
お二人のお子さんはもう成人してしばらく経つそうだけれど、保育ママさんが「うちもあの人(夫)が手伝ってくれたからやってこられたようなもの」と後々おっしゃっていて「あー、やっぱり初対面の時に感じたご主人の子煩悩さは本物だなぁ」と思った。

自分の家でもそうだけれど「あ、ちょっとの間見てて」とか「ちょっとお願い」といった、ほんの少し手を借りたいという時は子育てにおいて必ずある。
そんなときにご主人の理解と助力があるのは保育ママさん自身の精神的負担を減らし、気持ちよく働くことに繋がっている気がしたのだ。

と、いうわけで帰宅した我が旦那にも「なかなか良いと思った。愛情&責任をもって面倒みてくれそうだし、何よりご夫婦の仲が良さそうで素敵だなと思った」と伝えて我が子をお願いすることに。

確かに、発表会・季節行事・お水遊び等、保育園と比べると機会の格差はある。
でも、約1ヵ月預かってもらって、逆の機会格差も感じている。
この記事を書いたときの私、視野が狭かったなぁと反省中。ごめんなさい。

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あと、金銭に関しては保育ママさんは(毎日お弁当だけれど)とても優遇されている。
税金をその分使っているので、地域の人に感謝しつつ私も微力ながら税金をしっかり納めるべく働きたい。
(ただ、機会格差がなくなったとは思っていない。保活してみて思うところは色々とあるので)

保育ママさんにある逆の機会格差とはなにか。
それは、「毎日同じ人に愛情をもって少人数で見てもらえる機会」が保育ママさんでは確保されているなと感じたのだ。
(保育園によっては、担当制にしていて同じ人が毎日面倒をみるという風にしているところもあるので保活のときに聞いてみると良いですよ)

我が娘も、4月の1週目の慣らし保育に始まり、2週目までは私が出勤しようとするとグズグズ言って嫌がったのだが、3週目に入る頃には泣かなくなり、保育ママさんにギュッと抱きつくようになった。

保活で「決まらないと仕事復帰できない、どうしよう」ってなっているときって「娘が邪魔者なわけではないのにこんな風に焦るの嫌だな…」と罪悪感にも襲われる。
そんなときは「親といるのも素敵。社会で多くの人から愛されるのも素敵。」と気持ちを切り替えてきた。
結果、保育ママさんが娘の名前を呼び「おはよう」と声をかけてくれる朝を迎えるたびに、そして保育ママさんに安心して笑顔を向ける娘を見て「社会で多くの人に愛される」が一つ叶った気がしてほんわか胸が温かくなっている。



保育ママさんは、経験した人が少ないので情報が少なくて選択肢に入りにくい。
視野が狭かった自分自身を反省し、これからも少しずつ保育ママさんのことを書けたらいいな、と思っている。